日々、探究。~世界の貧困について考えてみた:後編~
貧富の差はなくせるはず!みんなで考えよう!!
今回は6月に行った「貧困について考えてみた」の後編です。
貧困についてみんなでイメージをすり合わせたり、幸せについて考えてみることを通じて、とても興味深いディスカッションが繰り広げられた前回。
GDPの観点から国によって貧富の差があることや、その背景に紛争などの政治的な問題があることも知ることができました。
そんな様々な問題に直面した子供達は
「解決策を考えたい!!」
という熱意に溢れ、どうしたら解決できるかについて考えることになりました。
じゃあ、とにかく思いつくままに書き出してみよう!
レッツ、スタート!!!
探究あるある!?
・・・・・
みんな「う~~~ん…悩」
思いつかなくて悩むのではなく、あふれ出るアイデアがまとまらずに悩む。
BOKENではあるあるになってきている現象です^^
ちなみに、BOKENでは「ありえない!」は存在しません。
とにかく何でもあり。
1つの小さな可能性が、大きな可能性になるかもしれない。
やってみなきゃ、わからない!!
そんな情熱で取り組んでいます^^
「こんなこと無理」と思ってしまったら、新しい発見は生まれません!
ずんずんと挑戦していきます。
4月のころは「え~無理だよ~」と口癖のように言っていた子も、いつしか「解決してみせる!」という姿勢になっているのです。
本当に頼もしい!!
解決策は無限大!
さて、話を活動の様子に戻して…
Aさん「じ~……( ゚Д゚)」(まどの外をみつめる)
どうしたの??
Aさん「いでっち、空使うのはあり??」
お~!!もちろん!!
Aさん「日本はGDP高いでしょ?だから日本からアフリカにパイプをつなげて、そこから食べ物とか運んであげたらいいと思うんだよね。」
なるほど~~~~!(*’▽’)いいね!!いいね!!
(このころになると、自然と子供達の口からGDPという言葉が発せられるようになっていました笑)
C君「なんか、研究したいな…お日様が当たらなくても、水がなくても、どこでも野菜が育つ種!」
Kさん「私、里山で野菜の作り方教わったから、教えてあげられるよ!(-v-)b★」
C君「え~!じゃあコラボしよ!!」
ということで、コラボレーションスタート。
この二人は乾燥地域でお米作りが難しい人々のために、
・お水は一滴でOK
・土もその土地にあるものでOK
・他の生き物の邪魔をしない
・里山再生プロジェクトのみんなで農法を教えてあげる
この4点にこだわって、世界中の人がおいしいお米を食べて元気になってもらう方法を考えていました^^
うん!頼もしい!!
物資の支援ももちろん大切ですが、貧困の問題を考えるうえで長期的に実施できる手段も必要ですね!
子供達の発想力の豊かさ、考えの柔軟性には本当に驚かされます!
※井戸の掘削や農業の伝達は後日子供達に紹介しようと思っていたので、この時点ではそういった情報なく子供達はひらめいている状態でした。子供達の柔軟性、恐るべし!!
その後も子供達同士でコラボレーションをしてみたり、害虫を駆除してくれるロボットを開発してみたりと、山ほどのアイデアが生まれました!
未来は僕たち、私たちにお任せあれ!
「もしかすると、今日考えたことが大人になったら本当になるかもしれない…(*’▼’*)」
キラッキラの笑顔でつぶやく子供達の姿は、無限の可能性を秘めた未来が垣間見た瞬間でもありました。
そういえば、前回のブログの最後に「レンジャー」にこだわっていたJ君。
もちろん、しっかりと世界の貧困を救うレンジャーのデザイン画を完成させていました^^
自分のこだわりを表現できるのも、とても重要なスキルですね!
J君はその絵がとても満足のいくものだったようで、その日は絵を抱きしめながら帰っていきました。(なんて可愛いらしぃぃ…(*’▽’))
仲間と考えたこと、自分でこだわって考えた事が満足のいくものになって完成すること、時には満足いかなくてもその過程でさまざな発見やを感じられること。これも探究の楽しさ、醍醐味の1つだと思います^^
その瞬間を近くで見られるのも、とても幸せなことだな~と実感する日々(^^)
これだから、探究はやめられません笑
ちなみに、この取り組みからしばらく
「『国内総生産』を早口で10回言う」というゲームが流行りました。
今後、彼らは「国内総生産」をきっと忘れることはないでしょう笑
さぁ、次回はどんな発見があるのでしょうか!
次回もぜひご覧ください(^^)/