BOKENスタッフのあれこれ ~BOKENリーダー:井手編~

どうも!BOKENリーダーの井手です!

ブログにてBOKENのご紹介をしていくなか、

「どんなスタッフさんか知りたい」

とお声をいただき(恐縮です。)、この場をお借りして私、BOKENリーダーの井手についてご紹介させていただきます。

ご興味ある方も、そうでない方も、この機会にぜひご覧ください。

いでっちと呼ばれています!

本名、井手茜。
子供達からは「いでっち」と呼ばれています。

秋の季語でもある茜。染料に使われる「茜」の根は花が枯れても根は枯れないので、根がしっかりした子になるようにと祖父が名付けてくれました。

じぃちゃ~ん、根が強すぎる程育ちました~(*’▽’)ノイェイ

さて、経歴をご紹介すると…

高校3年間、法政大学女子高等学校(現、法政大学国際高等学校)で高校生活を謳歌。
気の合う仲間たち、面白くて個性豊かな先生たちばかりで、毎日とても楽しく過ごしました。

かなり自主性を重んじる校風だったので、課題に対して考える・発信することの楽しさや大切さは、高校生活で身に着けたのかも?と思います。
(校則もまずは生徒が話し合い、それを学校側に嘆願書などにまとめて提出し、学校と生徒が話し合う。先生達も生徒の意思を尊重してくれる学校でした)

そんな母校は、現在、国際バカロレアの認定校になっています。
なんだか不思議な縁を感じる今日このごろ…( *´v`)

そして、そのまま付属大学であった法政大学へ。

未来にわくわく!大学生!!

もともと教育に興味があり、せっかくなら人間について根底から学びたいと思い、心理学を専攻。
当時はスクールカウンセラーに憧れていました。

実験、論文作成、発表、課題…と授業内容はかなりハードでしたが、知らないことを知っていく、知りたかったことを知れる、できることが増えていくうれしさに、毎日わくわくしていました。

山のような課題と闘いながらも、バイトに遊びにと、大学生活もものすごく楽しみました。

そして迎えた4年生。

進路を考えた結果、

「もっと心理学を勉強する!」

と専門性を高めるため、大学院進学を決意。

リーマンショックで同期が就活に苦戦する中、私は受験対策に苦戦する日々を過ごしました。

恥ずかしながら、受験らしい受験を経験してこなかった私にとって、それはそれは未知で苦しい道のりでした。

「落ちたら後がない」というプレッシャーもかなり感じていました。

が、無事に合格(*’▽’)やった~!

新たに始まる研究生活に胸躍らせていました。

しかし、現実は甘くなかった…。

人生最大の苦行が始まるのです…

山あり、谷多めの院生生活。修士課程は4年制?

注意)大学院が悪かったわけではありません、教授・スタッフの皆さん・設備ともにとても素晴らしい環境でした。

実は私、修士課程に4年間在籍していたんです。

文系の修士課程はほとんどが2年間で終了です。

「なぜ2年多く?」

と思う方もいらっしゃるかと思います。

そうです、休学&留年しました~(+_+)

きっかけは「あれ、私…研究好きじゃないかも」と思い始めてしまったこと。
しかも入学して間もなく(汗)

教授と家族には、本当にごめんなさいとしか言いようがないです汗

ですが、一回思い始めるともうその思考は止まりません。

大学院に来たのに、早々に研究への興味・関心が薄まっていく日々…

どうしよう…
でも、心理学はもっと勉強したい。
でも、研究じゃない感じ…
なんだろう?何がしたいんだろう?
どうしよう…

と悶々と思い悩む日が続いたある日。
先輩からの紹介で、都内公立小学校の通級指導員のお手伝いをすることに。
「子供と関わることが好きだし、やってみよう!」そんな軽い気持ちから始めてみました。

今思うと、ここが大きな転機だったかもしれません。
初日、子供達に出会って

「これだ!私は現場でリアルを感じたいんだ!!」

と、まさにビビっときました。
私の中で、現場で実践力を身に着けたいという気持ちが強くあったことに気が付きました。

そこから思い切って、大学院は休学をしました。
とにかく、現場でないと学べないことを学んで吸収しよう!!
(大学院の皆さん、家族の皆さん、本当にごめんなさい~!)

それからの1年間は、とにかく様々な現場に関わらせていただきました。

通級での勤務日数を増やしていただいたり、公設学童のスタッフ、小学生向けのイベント引率のスタッフなどなど。
各現場の主任さんは皆さんとても素敵な方ばかりで、子供との向き合い方、ご家族の方とのかかわり方など、山ほど勉強させていただきました。
この経験は今とても力になっているなと、いつも感じます。

休学を終え、いざ復帰!!!

そして1年間の休学を終え、研究室に復帰。
そこからは寝る間も惜しんで、課題、学会活動、修士論文の制作…
逃げ出したくなりながらも、修了を夢見て耐え抜きました。。。。

「修了しないと次へは進めない」

取りつかれたように、毎日口にしていました笑

修士論文の他、学会の準備、学部生の卒論アドバイス、研究会の参加と課題…
寝る間もないくらい、がむしゃらにただただ目の前の課題を耐え忍ぶ。

そして晴れて、修士論文提出!!!

やった~~!(*’▽’)♪

開放感に満ち溢れ、その日は13時間爆睡しました(=_=)zzzzz

しかし、人生そんなうまくは行きませんw

達成感に溢れた提出日から数日後、指導教授から電話が。

「100文字足りないから、修士論文を審査にかけられません。」

私「………?(‘Д’)

  …えええええ~~~~ッ!(; ◎д◎)」

※最低文字数というのが設けられいて、そこを満たしていることが条件の1つ。
 文字数ギリギリで出す時点でアカン感じですね笑

教授「前代未聞なので、教授会にかけても無理だと思うよ。どうする?」

私「ちょっと、考えさせてください…(+_+)」

予想外の展開に、思考停止…
あれ?私、どうしたらいいんだろう。

雪降る中、傘もささずに母に泣きながら電話をしたことを覚えています。
情けないやら、悔しいやら、いろんな感情が押し寄せる。

ただ、その時は修了できなかったことよりも、支えてくれた家族や友人に修了の報告ができない、そのことへの申し訳なさでいっぱいでした。

もう嫌だ…と思いつつ、でもこのまま辞めてしまえば、こんなに苦労したのに「修士号」はもらえない。
それはもっと絶対に嫌だ!!

ここで唯一の特技、頑固一徹が発動。

どうする、この人生

両親も申し訳ないくらい快くOKしてくれたこともあり、もう一年頑張ることにしたのです。
さぁ、留年生活のスタートです。

(最近になって知ったのですが、両親は「このまますんなり修了しない気がする~」と、修論提出前に感じていたそうです。恐るべし)

もう気まずくて研究室にも行きたくなくなっていましたが、とにかく踏ん張って踏ん張って研究室に通っていました。

そんなある日、別の研究室の教授からの一言でその後が大きく変わっていくのです…!

運命の出会い!!!!私がやりたいのはこれだ!!!!

「教育関係のプロジェクトを企業と共同ですることになったから、話聞きに来てみない?」とお声が。

「ぜひ!」

と即答し、初回の打ち合わせに同席させていただくことに。
自分の所属している研究室ではなかったので、諸先輩方からの「お前なぜここに?」感を全身で感じながら(笑)

ですが、これが弊社Viling代表の中村、そしてBOKENとの出会いとなりました。

小学生向けに探究型学習のプログラムを実施する。

それまで「探究型学習」という言葉をほとんど耳にしたことがなかった私ですが、なんとなく直観で「私もやってみたい!子供たちと一緒に学ぶって楽しそう!」
と心から感じられたのを覚えています。

何度も繰り返し打ち合わせを行い、より良いカリキュラムにしていく。
私たちも探究の日々でした。一歩進んでは、また戻る。
でも、それがとてつもなく楽しいんです。

当時は、打ち合わせが楽しくて仕方ありませんでした。

さらには、

「いでっち、当日のファシリテーターやってよ」

え!!!無理無理!!!!!!
でも、やってみた~~い!!(*’▽’)ノ♪

情緒不安定ともとれるノリに、自分でも驚きますね。笑

当時、妖怪「なんでもやってみたい」に取りつかれていたであろう私は、その役割の重要性もわからないままにOKしていました。

さて、数か月もかけて準備し、準備完了!
いざ告知!!!

したものの、参加者はなかなか集まらず…

「探究型学習」があまり知られていない現状を目の当たりにしたことで、さらに「もっとこの楽しさを伝えなきゃ!!」とより強く思うようになったのかもしれません。

そんなこんなもありましたが、いよいよ迎えた当日。
ど緊張で前日眠れないほどだったのですが、始まってみると楽しくて楽しくて仕方ない!

初めて通級で勤務した日に感じた「これだ!!!!」感。

・探究の楽しさ
・ファシリテーションの楽しさ

この2つはこの機会をきっかけに感じたに違いありません。
本当に素敵な出会いでした。

その後、無事に論文を完成させ、大学院は無事に修了することができました。
(ほぼ1か月、布団ではなく作業場としていた実家のリビングで雑魚寝する日々でした。辛かった~)

研究職、学校教諭、カウンセラー、公務員、さまざまな選択肢がありましたが、心から楽しめること、そして子供達にその楽しさを伝えたい!
そんな思いから代表の中村が率いる株式会社ヴィリングに就職を決めました。

それからは学童の開設と保育スタッフ、STEMON(弊社で行っている理数カリキュラム)の立ち上げと講師など様々な経験をしました。
昔から、決められたことをただ淡々とこなすだけは嫌なタイプな私。天職だなぁなんて思うことも多々あります。笑

こんな過去があり、今の私、というわけです。

つらつらと私のお話しをさせていただきましたが、いかがだったでしょうか?
お察しの方もいらっしゃるかもしれませんが、頑固・負けず嫌い・その割りにおっちょこちょいな性格です。笑

母の言葉を借りるなら、「ややこしい性格」です笑

あまり私自身のことをお伝えする機会がないので、こんなに書きだすのはかなり照れ臭いですが、楽しんで読んでいただけていたら嬉しいです^^

日々の生活、活動の中でも「正解がないこと」は多くあります。
正解がないことに対し、どう情報を収集して整理していくか。多面的に考えられるか。などなど、探究することはとても身近なことなのだと感じています。

BOKENを受講している子供たちには、探究学習を通じて考えることの楽しさ、仲間と情報を共有する大切さも感じてもらえたらと思い、一緒に楽しみながら探究に取り組んでいます。

井手も日々探究、さらに邁進してまいります!

こんな井手ですが、今後もBOKENともどもよろしくお願いいたします^^

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BOKENスタッフのあれこれ ~BOKENリーダー:井手編~” に対して2件のコメントがあります。

  1. C より:

    お名前の由来から、現職(天職!?)に到達されるまでの道すじ、楽しく読ませていただきました!
    頑固、負けずぎらい、、、探究にピッタリの性格ですね!!

    1. kazak_n より:

      Cさん
      読んでいただき、ありがとうございます!
      楽しく読んでいただけたとのこと、とても嬉しいです^^

      「とことん!」という性格を生かし、これからも日々探究していきたいと思います。

      ぜひ引き続きご覧ください^^

      井手

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