小学生の農業体験&探究里山再生プロジェクト-DAY10
今回も大自然の中で探究!稲刈りだよ!全員集合!!!
里山再生プロジェクト、11月度も元気いっぱいに実施してきました!
10月の時よりも寒さを感じる朝でしたが、天気は快晴!^^
より一層、秋の深まりを実感します。
今回はいよいよ稲刈りです!!
この時を楽しみにしていましたっ!
昨年は稲作一年目、かつ天候があまり良くなく収穫量が多くありませんでしたが、
今回は期待大!!!
今回も大自然の中で探究してきました!
稲刈りから生まれる探究。そして生まれるプロフェッショナル
まずは稲刈りのコツを教えていただき、みんな横一列にならんでスタート!
片手で稲の束を持ちながら、もう一方の手で鎌を持って刈る…
子どもの小さな手では大変な作業ですが、みんなやる気充分!!!
稲の束ね方を工夫してみたり、鎌の歯の向きや角度を変えてみたりと、皆自分の刈りやすい方法を模索していきます。
作付面積が昨年よりも広いので、刈る量も多くなっている本年。
刈っても刈ってもまだまだある稲…
今年は倍以上の収穫!!
嬉し反面、子供達は大丈夫だろうか…
(私は早々に腰が悲鳴をあげている状態)
が!しかし!!
子供達は根を上げることなく、どんどんと刈り進めているではないですか!!!
その顔は真剣そのもの。
スタッフ一同、感心していました。
そんな中でも、稲の向こうから「シュバっ!シュバっ!」とリズム良く刈る音が。
見てみると、里山再生プロジェクトにほぼ皆勤賞で参加している姉弟コンビが
驚くほどの手際の良さで刈っているではありませんか!
稲を持ったら刈る、という工程を3回ほど繰り返し、後方に積んでいく。
そしてまた刈る。
これを本当に驚くほどの手際で行うんです!
これには農業指導の方々もびっくり!(@▲@)あんぐり
「あ!もっと根元から刈らないと。こうやって…」
一年生の子たちへのレクチャーもお手の物。
子供達の吸収は本当にはやく、すぐに私はカメラマンとしてしか役に立たなくなりました苦笑
※腰痛限界に到達。
ホント、すみません(;´・ω・)
初めての子もどんどんとコツを覚えて、一時間ほどかけてきれいに刈り取ることができました!
お米作りって、大変…
時刻は10時。
「おなか減った~!」
や
「遊んでもいい~!?」
と作業が終わった気満々な子供達。
それくらいに今回の稲刈りはボリューム感&達成感がありました。
が、今回はまだ終わりません!
稲は刈った後、実落とし(稲からお米を落とす作業)をするためには乾燥させないといけません。
稲をある程度まとめ、縄で縛っていきます。
これがさらに大変なのです笑
もう作業が終わったと思いこんだ子供達はあきらかに
( ゚Д゚)(え~…。まだあるの~…?)
声には出さないものの、明らかに不満そう笑
(-3-) 最初はこんな顔をしていた子も、すぐに
(._.) 黙々…
ものすごい集中してる!!!!( ゚Д゚)!!!
100本くらいを束ね、縄で縛り、竹で組んだ櫓に干す。
この繰り返しを見事なチームワークで進めていきます。
じゃんけんをして役割分担をした、というわけでなく自然発生的に各々で役割を担い、作業を進めていきます。
その顔はイキイキ!そして真剣!!
学年も所属しているスクールも様々。
はじめて会った子もいる中で、見事なチームワーク!
が、何回も言いますが、今回の作業はなかなかハードです。
束ねても束ねても減らない稲。
地面から湧いてきてるんでないか、と地面をのぞき込む子がいるほど(笑)
心折れそうになりながらも、時には心折れながら(笑)、作業を進めること1時間。
おわった~~~~~!!!!!(≧▽≦)★
ものすごい達成感に包まれながら、作業を終えました。
指導員さんの方々からも
「よく頑張ったね!」
「みんな上手!!」
とほめていただき、子供達も照れながらも嬉しそうにしていました(^^♪
さ、こうなったら次はもうお決まり。
子供達「いでっち!!お腹すいた~~~~!!!」
はやめのランチタイムといきましょう笑
素敵な出会いから生まれる探究!
時刻11時。
朝よりも太陽が高くなり、より心地よい気候に(*’ω’*)あたたか~い
今回もあぜ道にシートを広げ、みんなでお昼ご飯。
「今日はおにぎり自分で作ったんだよ!」
「早起きして、自分でお弁当詰めた~!」
最近、自分のお弁当を自分で作ったりする子が増えてきました^^
すばらしい…!
「スタッフはみんな買ったやつだよね~笑」
う、うるさいわ~~~い笑
じっ、次回は作りますよ。汗(多分)
そんなワイワイ楽しいランチタイムには、今回素敵な出会いもありました。
畑の前から1キロほど延びる道。
畑までをつなぐ、谷間にある素敵な道です。
その道の遠くから、草笛らしき音が…!
「この音なに?ぴ~っていう音」
「鳥じゃない?」
「鳥じゃないよ!なんだろう?」
草笛を知らない子たちはその音が何なのか気になって仕方ない様子。
すると、一人の素敵なおじいさんが里山の葉で草笛を吹きながら歩いてくるではないですか!
「あ!あのおじいちゃんだ!( ゚Д゚)!」
もうみんなの目は釘付けです。
草笛の素敵な高音を奏でながら、みんなの前を通りすぎていくお爺さん。
みんな目が真ん丸(゚Д゚)
「演奏してほしかったな~…」
通り過ぎてしまい、ちょっとがっかりしていると
「あ!おじいさん戻ってきた!」
道が行き止まりなので、お爺さん再び登場!(*’▽’)
こうなると子供達の気持ちは抑えきれません。
「あの~っ!!!!演奏してもらえませんか~っ!!!????」
大声で突然の依頼
焦るスタッフ。( ゚Д゚)
ニコっとこちらを見てほほ笑むと、
トトロのオープニングで有名な「さんぽ」を演奏してくださいました!
子供達もスタッフも、その技と素敵な音色に(‘Д’)すご~い…
感激!!!!
一曲演奏してくださり、拍手…と思ったら
「教えてください!!!!」
えぇぇぇ!( ;゚Д゚)そんな無茶ぶりを…
と、思ったら
「いいですよ(^^♪」
これまた素敵な笑顔であぜ道まで降りて来てくださってるではありませんか!
そこから、草笛講習会が始まりました。
・やわらかくて、程よく大きさがある葉を選ぶ
・口に当てて、隙間から音を吹き出すようなイメージで
上手に吹くコツをとても丁寧に教えてくださいました。
すると
「ピーーーーーーーー!!!!」
( ゚Д゚)出た!
あっという間に音が出せるように!
曲を奏でるまでにはまだ練習が必要とのことですが、救急車のサイレンなどの簡単な音色なら吹けるように^^
こうなったら子供達の探究心はメラメラです(笑)
自分の口の大きさに合う葉がいいのではないか
固い葉っぱでは本当に音が出ないのか
メロディーを吹くにはどうしたらいいのか
みんな真剣そのもの。
15分ほどレクチャーをしていただき、素敵な笑顔でアンパンマンマーチを吹きながら草笛先生は帰っていきました。
ハンチング帽がとても似合っている、素敵な笑顔が印象的なお爺様でした^^
こういった素敵な出会い、そして里山ならではの探究も醍醐味!
しばらくの間、里山に草笛の音色が響き渡っていました。
午後は野球で探究!?
さて、午後はお楽しみの自由時間!
午後は秋探しがいいな~(^^♪
なんて思っていました。
どんぐりゴマを作ったりしたら楽しいかな~♪
なんて思っていました。
が
「いでっち~~!野球やろうぜ~~~!!!」
え、秋探し…(;O;)
「え!野球がいい!みんなで野球するなんて、東京じゃできないもん!!」
あぁ。確かに(‘Д’)
と、いうことで秋の野球大会開催!!!!
めったに車も通らない道なので、思い切り楽しむことができるのもいいです^^
「ここは一塁で、ここは二塁で…」
ベースもあぜ道に落ちている枝や葉を使用して、自然あふれる球場に仕上がりました。笑
「プレイボール!(‘Д’)ノ!!!」
大人も子供も本気!笑
手加減なんてしません笑
時折、水路にボールが流されながらも接戦が繰り広げられました。
野球のルールがわからない子には、上級生が優しくサポート。
ピッチャーもバッターも、チームのメンバーの希望を尊重して交代していきます。
なんとも平和な戦い…(^^♪
打っても打たれても、みんな笑顔!
そんな子供達を見ていて、小学生の時に日が暮れるまで公園で野球を楽しんだことを思い出しました。
勝ち負けなんか関係なく、みんなで野球をやっているのが楽しい。
そんな感覚を子供達と一緒に味わえているのが、なんだかとても嬉しく感じました。
4スクール、学年も学校も性別も様々ですが、
「次もぜったいに野球やろうな!」
と、笑顔て約束し合う姿がとても微笑ましかったです。
11月11日といえば…?おやつはやっぱり!
さぁ、元気いっぱいに動き回ったら、お楽しみのおやつタイム!
今回は実施日が11月11日だったこともあり、おやつはポッキー^^
ポッキーダンスを踊りながら、疲れた体を糖分が癒してくれました。
食べ慣れたポッキーも、みんなでワイワイ食べるとより美味しく感じるので不思議です^^
まさに、シェアハピです♪笑
スタッフも一緒におやつを楽しんで、笑顔いっぱいで帰路につきました。
知らないこと、知りたいことから生まれる探究
今回は稲刈りがメインの活動でしたが、稲刈りだけでなく、昼食や自由時間を通じて人とのふれあいや探究の機会が多くありました。
子供達はまだまだ知らないことだけでなく「知りたいこと」もたくさんあって、それを見つけた瞬間はとてもキラキラしているな、と
改めて感じます。
今回の稲刈りをきっかけに、鎌を使って自宅庭の草刈りをした子
草笛を教えてもらったことをきっかけに、草笛マスターを目指している子
(どんな葉っぱでも草笛を吹けるようにするのが目標だそうです^^)
できるようになったこと、知ったことをきっかけに新しい探究がどんどんと生まれています。
こういった姿を見られるのは、本当に嬉しいものです!
次回は干した稲から、お米を落とす作業「見落とし」を行います。
次はどんな探究があるのでしょうか。
楽しみに!!(^^)/