農業体験&里山再生プロジェクト-DAY8
残暑に負けず、里山で探究!
先日、約一か月ぶりの里山再生プロジェクトを開催しました!
8月はお休みだったため、久しぶりの作業となります。
6月に行った田植えから約3か月。
すっかりと稲の背が延びて、色も青々としていました。
と、同時に雑草もしっかり…
7月に稲と雑草の見分けに苦戦しましたが、今回もなかなか手ごわそう…
7月のみんなのプチパニックぶりを思い出していると、
指導員二宮さん「まずは里芋の草抑えからはじめましょう!」
皆「くさおさえ…?(‘Д’)??」
まだまだ知らない農法がいっぱい!
平たく言えば雑草取りなのですが、ただの草取りではなく刈った草を里芋の根元にお布団のように敷いてあげるのです。
里芋は水分が必要な野菜なので、充分に水分と栄養を補えるように根元に草を置いてあげるそうです。
なるほど~~~!!!
指導員二宮さんのお話しに感心しつつ、鎌を片手にたくさん生えた草を刈っていきます。
もうすっかり鎌の使い方にも慣れ、上手に草を刈れるようになってきました^^
と、思った瞬間
「あ”!!!間違えて里芋切っちゃった~~~~!!!!!汗汗」
なんと~~~!!!!!(; ・`д・´)
かなり焦りましたが、根があるので恐らく問題なく育つとのこと。
よかった…
里芋の葉を埋めるほどに草が生えているので、要注意です。
そんなハプニングがありつつも、みんなで力を合わせてあっという間に5畝分をの手入れをすることができました^^
探究の成果あり!?
さて、いよいよ田んぼの手入れに入ります。
イヌビエという、それはそれは稲にそっくりな植物がびっしり…
パっと見ただけではどれが稲なのか区別がつきません。
しかし、これを放っておくと土の養分を吸ってしまい、稲に充分な栄養がいかなくなってしまうとのこと。
さらにはイヌビエは背が高い植物なので、日光をさえぎって稲の発育に悪影響を与えるとか…
せっかく昨年よりも立派に育っているのに、そんなことさせるものか!
二宮さんにしっかりと見分け方を教わって、いざスタート。
私「むぅ…見分けが難しい…」
子供達「いでっち、そっちがイヌビエだよ!」
前回のパニックからは想像がつかない位の落ち着きぶり。
みんな、飲み込みがはやいね…
前回のパニックから、みんなであれこれ考えていたのがよかったみたいです^^
探究の効果絶大~!
私は終始子供達に教えてもらうながら、慎重に作業を進めました笑
広い面積でしたが、里山に続き田んぼもきれいに手入れ完了!
ただの葉っぱと、あなどるなかれ
私「あれ?腕がムズムズする……(腕を見る)( ゚Д゚)!!!!!」
う、腕が傷だらけ~~~~~!!!!!
稲の葉で腕に無数の小さな傷が!!!!
薄くて一見柔らかいそうですが、意外と固くて鋭い稲の葉。
こういった特徴も実際に体験してみたいとわからないものです。
農作業時はやはり長そででないといけない。改めてそう感じたのでした…
(その後、打ち合わせでお会いした方数名に「ネコ飼われてるんですか?」と質問されたのはここだけの話です)
2か月ぶりの里山、まだまだ終わりません!
今回はまだまだ盛りだくさん!
なんと、マコモダケを収穫させていただけることに!
皆「まこもだけ…?(‘Д’)??」
私含め、みんな「???」でした。
なかなかスーパーでは売られていない食材で、マコモという背の高い植物の根元にある茎部分にあたるものだそうです。
黒穂菌という黒い斑点があり、昔はお歯黒の原料にもされていたのだとか!
二宮さん「たくさんとって、お土産にしたらいいよ^^」
みんな「わ~~~~い!!!!(スタッフも大喜び)」
2メートル以上ある葉を分け入って、みんなどんどんと収穫していきます。
声はするのに、お互い姿が見えない状況にみんな大笑い^^
一画のマコモダケをすっきり収穫し、山ほどお土産としていただきました♪
竹の子をすこし柔らかくしたような食感で、香りもよくとても美味しかったです^^
(大喜びしすぎて、肝心なマコモダケの写真を取り忘れていました…すみません。)
自由時間は虫探究!?
そして午後はお楽しみの1つ、自由時間!
暑さも落ち着いたせいか、バッタやカマキリ、とんぼの数も倍増したように生き物がたくさん!!
A君、B君「いでっち~~~!!見て見て~~!」
私「ん?( ゚Д゚)?」
A君、B君「めっちゃでっかい蛾~~~~!!!(*’▽’)ホラ」
私「( ゚Д゚)!!!!!!!!!!!!!!!」
10センチはあろう、ものすごく不気味な柄をした蛾が…!
(かなり閲覧注意な蛾だったため、写真は割愛させていただきます汗)
里山に響く悲鳴…
(自然は大好きなのですが、蛾とクモは子どものころから苦手な私…)
その後も大きなカマキリやバッタを追いかけまわす子供達。
お願いだから、蛾とクモは見せにこないでね( ;∀;))))
虫以外にも生き物がいっぱい!
水路にもどじょうやエビ、小魚がたくさん!
網でひとすくいしただけれも小さなエビやどじょうがかかるほど。
宝探しをしているようで、スタッフも童心にかえってしまいます^^
里山再生プロジェクトの場所は周辺の畑にも畑があり、作業している方によく声をかけていただきます。
「今日も東京からきたの?偉いわね^^」
など、とても皆さん優しく、親切にしてくださいます。
地元の皆さんとのふれあいも楽しさの1つ^^
今回はお孫さんも一緒で、いつの間にかどじょう捕りを通じて子供達同士で仲良くなっていました^^
お母さん「ほら、あのお兄ちゃん上手に捕ってるから、聞いてごらん?」
C君「いいですよ、ほら、こうやって…」
と、手取り足取り伝授。
お~。お兄ちゃん!
ものの数分で、あっという間に仲良しになり、「また会えたら今度はかえる捕ろうね!」
と約束していました^^
地域の方との触れあい、素敵です…感激!!
里山での体験を通して、作物や生き物に対する知識・経験だけでなく、人との関わりを通じた学びも得られてるように思います。
「大自然の中だと心が落ち着いて、イライラしなくなるのかも」
以前参加した子がふと言っていました。
うん、そうかもしれない^^
子供達もスタッフ達も、大自然から学ぶことはまだまだ山ほどありそうです。
さて、次回は10月。
順調にいけば、里芋収穫です!
次回も今から楽しみです^^